ネタと燃えと萌えが三大栄養素。過去を振り返るのが特技です
なんか休みの時より忙しい時の方が本って読める気がする。なのでこれから冊数増えていくかもしれないです。
今回は講談社ミステリーランドより、二階堂黎人著『カーの復讐』。つづきからどうぞ。
今回は講談社ミステリーランドより、二階堂黎人著『カーの復讐』。つづきからどうぞ。
前書きに騙された!(いきなり何
二階堂氏がフランスの古本屋で見つけた原書を、子供向けに訳したという設定の下に書かれた作品。途中まで本気で信じてました。だってほんとにそれっぽい。いかにもそれらしい句読点の打ち方とか、巧みな漢字と平仮名の使い分けとか。まあ基本狙ってる読者層が低めなのでそのせいもあるのでしょうが。
怪盗ルパンが次に標的に定めたのは、エジプトで出土した『ホルスの眼』と呼ばれるメダリオン。その下見の為に訪れたエジプト展で騒動に巻き込まれ…という始まり方。ルパンの部下も殺され、図らずも探偵を務めることになったルパンの前に立ちはだかるのは古代エジプトの呪い。そんなもんは論理的に有り得ないと言い捨てるルパンがいい感じ。昔読んだジュブナイルのルパンそっくりで嬉しかった。
犯罪に関しては、過去に死んだと思われていた人物が実は生きていて復讐を、というミステリでは結構見るタイプの話。後半の陰鬱な雰囲気は江戸川乱歩を思い出させました。トリックは現代ものじゃ出来ないネタなのであえてルパンを起用したんだろうか?
彼の作品は『地獄の奇術師』しか読んでない上に それも四年以上前のことなので作風は覚えてませんが、やっぱりちょっと読者層を考えてソフトにしてある印象を受けました。評価は星三つくらいかな。
二階堂氏がフランスの古本屋で見つけた原書を、子供向けに訳したという設定の下に書かれた作品。途中まで本気で信じてました。だってほんとにそれっぽい。いかにもそれらしい句読点の打ち方とか、巧みな漢字と平仮名の使い分けとか。まあ基本狙ってる読者層が低めなのでそのせいもあるのでしょうが。
怪盗ルパンが次に標的に定めたのは、エジプトで出土した『ホルスの眼』と呼ばれるメダリオン。その下見の為に訪れたエジプト展で騒動に巻き込まれ…という始まり方。ルパンの部下も殺され、図らずも探偵を務めることになったルパンの前に立ちはだかるのは古代エジプトの呪い。そんなもんは論理的に有り得ないと言い捨てるルパンがいい感じ。昔読んだジュブナイルのルパンそっくりで嬉しかった。
犯罪に関しては、過去に死んだと思われていた人物が実は生きていて復讐を、というミステリでは結構見るタイプの話。後半の陰鬱な雰囲気は江戸川乱歩を思い出させました。トリックは現代ものじゃ出来ないネタなのであえてルパンを起用したんだろうか?
彼の作品は『地獄の奇術師』しか読んでない上に それも四年以上前のことなので作風は覚えてませんが、やっぱりちょっと読者層を考えてソフトにしてある印象を受けました。評価は星三つくらいかな。
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