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ネタと燃えと萌えが三大栄養素。過去を振り返るのが特技です
2024年05月05日 (Sun)
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2010年07月30日 (Fri)

後輩「って、この前皆で久鏡さんについて話してました」

いや、勝負って誰と?


友人が「学生のうちに200冊本を読む」という目標を掲げていると今日聞きました。で、今まであまり読めてないからこれから巻き返すんだと。200冊かあ……レポート書くための資料とかをカウントしていいなら多分超えてると思うよ……筆文字とか全部漢字とかザラだけど。
しかし懐かしいなあ、目標立てて本を読んでいくの。高校の頃はよくやってました。一年で100冊とか。まあ勿論数読めばいいってもんでもないですけどね。何を読むかってのも同じくらい大事なことだと思います。そういえば一回生の頃に読書マラソンを始めたんですがどうも私には合わないようで断念した覚えが。あれって自分のペースで読めないからめんどくさかったんだなあ。
とか色々読書について友人と語ってたら、なんだか無性に推理小説が読みたくなったので昨日図書館で借りてきました。高木彬光の平成神津恭介シリーズ。正直昭和のシリーズの方が好きなんですが、これがなかなか手に入らないんですよね……。図書館にある本は大抵家に揃ってるし。お嬢さん記者よりも松下君の方が好きな私としては残念だし、神津先生の全盛期はやっぱり昭和のシリーズだと思うので是非再版してほしいんですが。……今密林で調べたら中古品が相当出回ってるよう。でも買えない……クレジット決済オンリーとか酷ぇよ……orz 代引きだったら迷わずまとめ買いするんだけどなあ。

ちょっと語り入りますが、私がお嬢さん記者よりも松下君の方が好きなのって、松下君と神津先生がある意味対等な位置関係にあるからなんですよ、助手と探偵っていう。身も蓋もないことを言ってしまえば、別に助手がいなくたって探偵は事件を解決出来るんですよ。アリスだって常に火村先生のフィールドワークにくっついて行ってるわけじゃないし。助手って言っても結構名ばかりだったりすることも多いし(勿論ちゃんと仕事してるけども!)。でも、それでも助手は大抵の場合、探偵の隣に立ってるわけです。御手洗には石岡君、火村先生にはアリス、木更津悠也には香月実朝って具合に。それは、勿論作品を構成するシステムとして、探偵という特別な存在を、語り手である助手の目線を通して読者の目が届く位置に下ろしてくる必要がある――要するに助手を探偵と読者のパイプ役に使うからっていうのもあるんじゃないかと思うんですが、それとは別に、物語として、探偵をただの孤高の存在にしないための要員でもあるんじゃないかと思うわけです。神津先生にしたって火村先生にしたって、傍から見たら結構な完璧超人ですよ。顔も頭もいいわけだから。でも、そこに助手という存在を宛がうと、探偵に人間味が出て、それがまた助手の良さを引き出して、っていう風にいい影響をお互いに与えあっているような感じになるって気がする。そういう意味で、探偵と助手っていうのはすごく対等な関係だと思うし、そういうのが私は好きなわけです。それを踏まえて高木作品を考えると、お嬢さん記者シリーズっていうのはどっちかっていうと神津先生がお嬢さんを導いてる、って印象が強い。だから、ミステリとしてはすごく面白いんだけど、正直私が求めてる「探偵と助手」の書かれたミステリじゃない。その辺りがちょっと個人的に惜しいなあと思うんですよ。読めば読むほど松下君に会いたくなる。二人の掛け合いが懐かしくなってきて、ああ昭和のシリーズが読みたいなあ、ってなるわけです。お盆に東京行った時、時間があれば神保町行って探してみようかなあ。


……久々にロボットから離れたと思ったら今度はミステリですってよ奥さん。そろそろトップページに何か注意書きでもした方がいい気がしてきた。

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2008年09月13日 (Sat)
ほぼ一日ケータイが使い物になりませんでした。通話もメールもネットも全部パー。そりゃそうだよね、使用料払ってなかったらさ(ぁ

母上が料金振込を見事に忘れていたためケータイを止められました。振り込んだ数十分後には使用可能になりましたが(母子で「いやー仕事速いよね!」と感心してた)、いやあこんな経験することになろうとは思ってなかったよ。なんたって二回目だもの。人生で二回もケータイ止められるとか誰が想像するだろう。皆、金払わないとマジで止められるよ!(普通はそんな経験しねーよ



テレビのCM見てたら、来週金曜の二時間ドラマが浅見光彦だとか。そーいや最近見てなかったなあ内田康夫。この前の『十三の墓標』は主演のキャストが気に入らなくて見なかったし。誰だったか忘れたけど全く岡部警部のイメージと合わなかったんだよね。信濃のコロンボ舐めてんじゃないかっていう感じで。母に至っては「岡部警部はもっと知的なんだよ!」とかその他色々暴言吐いてた。まあもっともな意見だったけどね。タイトル忘れたけど昔見た作品は結構イメージ通りだった記憶があるんだけどなぁ。何故数年経ったくらいでキャストが変わるのか。浅見光彦も結構何代もキャスト変わってるけど、不思議なことにこっちは別に違和感無いんだよねえ……。ぶっちゃけ沢村〇樹も中村〇介も顔が好みなだけかもしれんが(ぁ こう、ちゃんと「坊ちゃん」っぽい雰囲気を出せてるってことなのかな。三十路過ぎの坊ちゃんらしさを(永遠の三十三歳!

しかし『箱庭』か……確か読んでないんだよなこの本。つーか浅見光彦シリーズは読んでない本の方が多い。あんな大量な冊数読めるか。← 中一の時思いっきりハマって、本屋でそればっかり買って読んでたけど、確か夏ぐらいに京極や有栖川に転んでからは徐々に読まなくなっていったはず……まあたまに買って読んでたけどね。駅の売店とかにも売ってるから新幹線の中で読んだりするのにいいんだ。あとコンビニに売ってたから朝学校行く前に買ってその日の授業中に読了したりとか(ダメ生徒全開だな
そのあんまり数読んでない作品の中でもやっぱり秀逸なのは伝説三部作だよねー。特に平家伝説はヒロインが可愛い。本気で結婚すればよかったのになあ。そこでくっつかなかったからいつまでたっても結婚出来なくなったんだよ居候坊ちゃん。
あとミーハー心で選ぶなら『記憶の中の殺人』とか『氷雪の殺人』とかかな。『隅田川殺人事件』とかも。陽一郎兄さんと光彦のやりとりが読んでてすごく楽しい。あと短編の「他殺の効用」も好きだなあ。

そういや内田康夫も周りにファンがいなくて一人寂しく読んでたっけ……(遠い眼 近くに誰かミステリファンがいたらなぁ……。
2008年05月10日 (Sat)

レッツゴー! 陰陽師が頭から離れなくなりました。あれ物凄い洗脳力だな……どーまんせーまん頭の中で巡ってるよ。


今日は午後から自宅に籠って本を読んで、久々にアホみたいにネトサしてました。六時間くらいぶっ通しで。いやあなんか目は疲れたけど精神的に満足。久々にミステリ系サイトを巡って来ました。御手洗にメルカトル(っつーか目当ては香月だけど)に神津恭介に李歐に……最後は何故かFE巡ってましたが(あれ? いやーやっぱりミステリはいいよね。読書はいつだって楽しいけど、ミステリ読んでる時が一番楽しい。明日は久々に御手洗読めるかなー。

どうでもいいですが、メルカトルサイト回ってる時にふと某今鏡家の双子について考えてました。あの兄弟、兄貴はとんでもない性格破綻者っていうかもう極悪人って言えるくらいの外道で、その割にさっさと死んじゃうし、弟は弟で名探偵フェチで、ホントは全部探偵より先に分かってるくせに完璧に道化を演じてみせる辺りひょっとしてマゾかと思ってみたりして、分かってんならさっさと警部に真相話してさっさと事件解決に導けよオイと言いたくなり、結論として両方とも社会にとっていい影響は与えないことは確かだなあと考えてました。とんでもねえ双子だ。この兄弟のことを考えると残りの一族もロクなもんじゃないだろうなあ。あのばーさまの所業はある意味で社会貢献だったかもしれん。

こんだけボロクソ言っても私は今鏡家の最後の直系たる彼が大好きです。……唯一の生き残りだよな? 確か(知らんのかよ いや彼に子供が出来ない限り唯一のはずだ。

そして松下君も好きです(いきなりシリーズ変わったな あのシリーズは松下君の神津さんへの懐きっぷりが読んでて楽しいんだよな。勿論日本三大探偵の名は伊達じゃないですが。あー呪縛の家読みたいなー古本屋巡りかなー。


ミステリ語りは(語ってるか? コレ)楽しいですね。たまに何かを吐き出すかのように語り出します。でも周りに同士がいないのが辛い。誰か……綾辻でも有栖川でも芦辺拓でも西澤保彦でもいいから読んでる人おらんかねー……京極はいるんだけどな……あれを語るには予習が必須だからなあ。はあ。

 

拍手有難うございます!

2008年04月15日 (Tue)
というものは、日常生活においてよく見られますね。今日の日記の主題もそんな感じです。

Happy birthday 火村准教授!

もう何回目の34歳だか分かりませんが、准教授になってからは初の筈。これからも講義を休講にしつつ、ネクタイをだらしなく結んで白ジャケを引っかけて、締切に追われてるアリスを引き連れてフィールドワークに赴いて下さい。絹の手袋を嵌めて現場検証して下さい。アリスと漫才してて下さい。ところで長編はいつ出ますか(ぁ 短編はこの前読んだけどそろそろ長編が読みたいです。角川かな? そうなると。中編でもいいけど。国名シリーズ、次は何だろうなあ。個人的にモロッコ水晶よりスイス時計のが好きです。マレー鉄道が祖父に貸したまま返って来ません。文庫版も買いそうになるんですがどうしましょう(買えばいいよ(ノベルスあるから悩んでるんだよ

最近どうも所謂「新本格」が振るわないなあと切ないんですが、有栖川さんは彼独特の、それでいて王道的な「本格ミステリ」を書いていって欲しいと思います。というか、ミステリに限定された話じゃなく最近の小説って情景描写が乏しいんですよね。ロジック重視といえばいいのか、本筋しか書いてないといえばいいのか……ちょっといい言葉が見つからないんですが、例えば文豪と呼ばれる人たちの文章って、ちょっとした風景描写(川面の色とか揺れ具合とか、風の質感とか)でそのシーンの雰囲気を極限まで引き出してると思うんですね。そういう一種の現実感っていうのが最近の小説には欠けてるんじゃないかと。雰囲気から作品を読み取るって楽しいし、大事だと思うわけです。ミステリの場合は設定がまず非現実的であることが多いのでそれが顕著なのかもしれない。実際、「ミステリに情景描写は無用だ」って断言してる若手作家がいるらしいし。でもそれは違うんじゃないか。確かにそれはそれで面白い作品なのかもしれないけど、ふとした拍子に「あ、この描写上手い具合に入れてあるな」と思えるって楽しいと思うんですよね。
 まあ先輩曰く今は「文学の過渡期」らしいんですが、何も一から十までそっくり変えてしまわなくてもいいんじゃないかなあ、と個人的には思うわけです。

しかし何故有栖川からこんな話に……もう寝ないといけないのに。今週の例会は学祭の会議で出られないんですよねー。残念。新入生が来てますように。


拍手有難うございます。
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