ネタと燃えと萌えが三大栄養素。過去を振り返るのが特技です
「あれ、これゲットバッカーズ?」
「え、いや、銀魂」
「ああ銀魂かー」
帰宅早々の母の発言。何をどうしたらあの画面がGBに見えるのか小一時間(ry
つかGBとか懐かしっ!
「え、いや、銀魂」
「ああ銀魂かー」
帰宅早々の母の発言。何をどうしたらあの画面がGBに見えるのか小一時間(ry
つかGBとか懐かしっ!
ピピピ、と音を立てた体温計を取り上げて、新八は数字を読み上げた。
「三十七度五分。完璧に風邪ですね」
それを聞いて、布団の中で銀時があーだのうーだのと情けない声を上げる。そこに新八は容赦なく呆れの視線を注いだ。
「まったく、この寒いのに酔っ払って帰って来てそのまま玄関で寝こけるからこういうことになるんですよ」
「しょーがねーだろ、まともにもの考える意識なんて砂粒ほども残ってなかったんだからよぉ……」
「だから泥酔するまで飲むなっつってんだろーがダメ天パー」
「誰がパーだこのヤロー。全国の天パの皆さんに謝れや」
「ああもう喋らないでください、けっこう辛いんでしょ」
「でっ」
ぞんざいな返事を返しながらも、新八の手は甲斐甲斐しく銀時の世話を焼く。氷枕なんて気の利いたものが万事屋にあるはずもなく、氷水で濡らして堅く絞ったタオルをいささか乱暴に銀時の額に乗せた。
「七度五分なんて普通はそんなに高くないですけど、アンタ平熱低いですからね。応えてるんじゃないですか」
そう言いながら新八は手を銀時の首筋に当てた。いつもより熱い。脈も少し早いような気がした。
「お登勢さんに氷枕借りてこようかなあ……」
呟いた新八に、銀時は嫌そうな顔をした。
「冗談じゃねえ。ババァに借り作ってたまるか」
「家賃滞納してる時点で借りだらけなんだよ馬鹿」
「馬鹿じゃねーよ馬鹿って風邪ひかねーもん」
「知らないんですか? 馬鹿は風邪ひかないんじゃなくて、風邪をひいたことに気付かないだけなんですよ。おめでとうございます馬鹿認定ですね」
いつもよりどことなく新八の声が低いことに、その時ようやく銀時は気づいた。
「……あのー新八くん? なんか怒ってる?」
銀時のその言葉に、新八はにっこりと笑った。
「もう喋んなって言いましたよね僕。力ずくで喋れないようにしてあげましょうか。濡れたタオルを口元に押しつけてあげましょうか」
「いやいやいやいや、死ぬからね、銀さん死んじゃうからねそれ。分かった。黙る。黙ります」
本格的に新八が怒る前に、銀時は大人しく黙ることにした。新八はしばらくそんな銀時をじとりと見ていたが、やがてぽつりと言った。
「違和感あるじゃないですか」
「あ?」
何だそれ、と銀時が新八を見る。新八は銀時の額からタオルを外し、手元の洗面器に用意した氷水に浸してきつく絞った。
「アンタの方が体温低いはずなのに、アンタに触って熱いって感じるなんて違和感あるじゃないですか。熱なんて出してんじゃねーよマダオが」
言いながら、銀時の額にタオルをそっと置く。銀時が思わずといった風に新八の名前を呼んだ。
「新八……」
それに答えず、新八は立ち上がった。
「食事、作ってきます。お粥でいいですね」
「あ、おう……」
銀時が気の利いた言葉を返す間もなく、新八は台所へ消えた。
「……あんなカオさせちまうたァ、マダオ呼ばわりされても否定出来ねえなあ」
一人取り残された和室で、銀時はそう呟いた。多少熱でボーっとするが、ものを考えられないほどではない。考えるのは勿論、甲斐甲斐しく自分を世話してくれる少年のことだ。部屋を出ていく寸前に見えた、悲しそうな顔。そんな表情の原因が自分だと考えると、流石に情けない気分になった。
「手も、冷たかったな」
脈を診るために添えられた新八の手。いつもなら新八から感じるのは温かさなのに、さっき感じたのはひやりとした心地よさ。熱のある証拠だった。
「俺だって違和感だよ、おめーが俺より体温低いなんて」
そう呟くと更に情けない気分が増したような気がしたが無視した。さっさと熱を下げて、風邪を治して、あいつの頭を撫でてやろう。そう柄にもない決意をして、布団を肩までしっかり掛けた。
さっさと治れ。いつも通りが、一番しっくりくるんだから。
神楽ちゃんは志村家に泊まりに行ったことにして下さい← 突貫工事で書き上げるとロクなことねーな。そして銀さんは平熱低いと勝手に思ってます。三十五度代とか。
本日は部屋の片づけをしておりました。掃除機とかかけたのいつ以来だ自分……。近々本格的に大掃除を始めなければなりませんが、如何せん無駄に物が多いのでまずはひたすらに物を捨てる作業から入らねばなりません。あーメンドクサイ。でもそれ以上にめんどくさいのが多分本の整理です。整理整頓て何ですか……orz
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