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ネタと燃えと萌えが三大栄養素。過去を振り返るのが特技です
2025年01月16日 (Thu)
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2007年04月07日 (Sat)
電車って結構本を読むのに適した環境だと思います。今日は角川ビーンズ文庫より、栗原ちひろ著『オペラ・ラビリント 光と滅びの迷宮』。ではどうぞ。

まず最初に目に付くのは、やっぱり表紙ですよねーこれ。ここまで煌びやかに衣装を描きつつキャラそれぞれの表情を的確に表現してるのが凄い。ミリアンの表情とかも話を重ねるごとに感情豊かになっていく。
いよいよ詩人奪還のために帝国の首都に入り込んだカナギ達。相変わらず絶賛吐血中のカナギと超絶女装男リュリュの漫才が好き。ミリアンの思春期の少女らしい心の葛藤も可愛らしい。この巻で完璧にカナギとミリアンくっつくこと決定だろうな。前巻でもほぼ決定事項っぽかったけど。
個人的にシュナルの正体に驚いた。彼女にまでそんな設定が、みたいな。正直そんなに重要キャラとして見てなかったんだよね。いや好きだけど。バシュラールの補佐っていうポジションは揺らがないもんだと思ってた。この二人も最後にはくっつくのかな…? そしてウーチェレット、こんなに引っ張るとは思ってなかった。一巻こっきりのキャラだとばかり思ってたので、「え、まだいたのアンタ」みたいな。
今回新キャラとして登場したのが皇帝シギスムンド。いかにもな名前だな。皇帝としての力量は知らないけど、異母妹に求婚してあまつさえいきなりキスをかますあたりは大馬鹿者と言って差し支えは無いと思う。その異母妹ことデクストラも二重人格でしかも人格に色々欠陥を持つ人。人としてではなく、光魔法協会を支える歯車としてしか周りが扱わない、ちょっと可哀想な人。ってか、デクストラとミリアンは双子だから、ミリアンと皇帝も異母兄妹ってことか…。まあ皇帝と言っても結構傀儡っぽいからなあ。年のいった重臣達のいいように扱われてるように見える。そして今後の展開が気になる終わり方。ソラが不死者ってはっきり言っちゃった。

この人の文章ははっきりしてるというか、新人ながら挿絵に負けない話を書いていると思う(凄い偉そうなんですけど  ビーンズ文庫って創刊して日が浅いから新人作家が多くて、だから有名な絵描きさんを付けて売ろうとする。作家を大事に育てていくってことなんだろうけど、それって下手したら作家を潰しかねないと思うんだよね。まあだからこそ面白い小説が出版されてくるんだけど。
個人的評価は星四つ。とりあえず、またカナギとソラとミリアンの三人の珍道中を拝める日を楽しみにしてます。あ、でも次辺り短編集とか出そうだな。ザビに載ってたバシュラールの過去話とか。
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あら
オペラシリーズ出たんですね。またそのうち買に行きます。
URL 2007/04/07(Sat)04:35:07 編集
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