ネタと燃えと萌えが三大栄養素。過去を振り返るのが特技です
一人の少年がいた。
「親友が欲しい」
どんな時でも裏切らない、そして裏切られない親友が、少年は欲しかった。
そして常に共にいる片割れへの愛情と。
「……彼を知って、彼と共に過ごした時間は、僕の中のすごく大きな部分を占めてるんだ」
お誕生日おめでとうございます武藤遊戯!
一応ツイッターでも叫んだけど、サイトで何も無しっていうのも切ないので(私が)、必死こいて何とかおたおめSSを上げようとしました。結果? ごらんの有様だよ! どこがおたおめ!? そして海表じゃねえのかよ! すいませんウチ海表中心表受けサイトなんで! ていうかネタの神様がくれたのがこれだったのでもう書くしかないと思ったんです、時間的な意味で。
一時間クオリティで心底申し訳ないですが、こんなんでもお祝いの気持ちは超籠めてます。何てったって今年で今年でAIBO受けに落っこちて十年ですからね! ちょっとブランクはあるけど!←出戻り組 これからも愛し続けるよ!
そして少年は独りだった。
少年には願いがあった。
「親友が欲しい」
どんな時でも裏切らない、そして裏切られない親友が、少年は欲しかった。
そしてそれは与えられた。一つのパズルとその番人によって。
少年は手に入れた。親友を、仲間を、そして好敵手を。
少年は知った。あらゆる感情を。
友と分かち合う喜び。
理不尽な敵に対する怒り。
好敵手と相対する時の昂揚感。
そして常に共にいる片割れへの愛情と。
それを失った時の欠落感と悲しみを。
「……彼を知って、彼と共に過ごした時間は、僕の中のすごく大きな部分を占めてるんだ」
そう話すその人は、懐かしむような、切ないような顔をしている。
「そこだけはこれから何があっても、誰に会っても崩せない部分なんだよ。それがたとえ―――君でもね、十代君」
伏せていた目を上げて、オレをじっと見て彼は言う。ああ、この人に優しさがなければよかったのに。そうだっらこの人がこんな顔をすることもなかったのに。けれど、そんな仮定は恐ろしく無意味だ。
「それでもいい、って言ったらどうしますか」
「え……?」
だってそうだろう。彼は彼だ。そしてオレはそんなこの人しか知らないのだから。
「あなたの心の大事な部分を、オレはどうこうしようとは思いません。だってそれがあって、それもひっくるめて今のあなたがあって、オレはそんなあなたが好きなんですから。全てを心に抱きしめて、そして歩き続ける強さを持ってるあなただから、オレは好きになったんです」
呆然としている彼に、今のオレの精一杯の言葉を贈る。
「忘れられないままでいい。その上で―――どんなに狭くてもいい。あなたの心の中に、オレの住む場所はありますか」
ねえ、愛してるんです、心の底から。
ねえ、愛してるんです、心の底から。
彼はじっとオレを見た。その目には様々な思いが渦巻いていて、複雑で美しい色をしている。やがて彼は口を開いた。
「―――君は、強いね。強くて、優しくて、まっすぐで」
泣きそうだ、と言いながら笑う彼に手を伸ばす。彼はその手を取ってくれた。そのままオレは彼を抱きしめた。
「ありがとうございます。生まれてきてくれて。オレの前に現れてくれて。愛してます。ホントにありがとうございます、遊戯さん」
強く抱きしめたオレの背中に温かい感触がして、オレも泣きたくてしょうがなくなった。
お誕生日おめでとうございます武藤遊戯!
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一時間クオリティで心底申し訳ないですが、こんなんでもお祝いの気持ちは超籠めてます。何てったって今年で今年でAIBO受けに落っこちて十年ですからね! ちょっとブランクはあるけど!←出戻り組 これからも愛し続けるよ!
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