ネタと燃えと萌えが三大栄養素。過去を振り返るのが特技です
先週末は金沢に行ってきました。研究してる分野が近代文学なので、それ関連の施設とかを回ってうはうはしてました。あとお酒も買ってきました。金沢はあれですね、魚も旨いし酒も旨いし情緒はあるしパラダイスですね! 冬はべらぼうに寒いけど!
で、タイトルですが、ツイッターでゆっこさんと私がもはや他人じゃないことが判明して(詳細はツイッター参照)、ゆっこさんが素敵過ぎるイラストを下さったのでそのお礼に小話を書いて貰っていただこうと考えた感じです。恩を仇で返すとはこのことだね!←
続きに載せてあるのでゆっこさん、煮るなり焼くなり好きにして下さいませ。上から銀新、海表、サンルです。ちなみにサンルはっていうかOPは生まれて初めて書いたものを差上げるという暴挙です。
で、タイトルですが、ツイッターでゆっこさんと私がもはや他人じゃないことが判明して(詳細はツイッター参照)、ゆっこさんが素敵過ぎるイラストを下さったのでそのお礼に小話を書いて貰っていただこうと考えた感じです。恩を仇で返すとはこのことだね!←
続きに載せてあるのでゆっこさん、煮るなり焼くなり好きにして下さいませ。上から銀新、海表、サンルです。ちなみにサンルはっていうかOPは生まれて初めて書いたものを差上げるという暴挙です。
・銀新
「なあ新八」
「なあ新八」
「何ですか?」
「他人じゃない関係って何だと思うよ」
「は? 何ですかいきなり」
「いーから」
「はぁ……ええと、他人じゃないんですよね? んじゃ身内とかじゃないですか? 家族とか」
「ふーん、家族ね……」
「何ですか、何か顔がニヤけてますよ気持ち悪い」
「おま、気持ち悪いって失礼だなオイ。俺の端正な容貌に嫉妬かこのヤロー」
「寝言は寝て言って下さい。ほら洗濯物。ちゃんとしまって下さいよ」
「へーいへい。……家族、ね」
「だからニヤけんなって言ってんでしょーが恥ずかしい……!」
「……耳真っ赤にされてニヤけるなってのが無理だっつの(ぼそっ」
「何か言いましたか!?」
・海表
「なあ遊戯、今日うちで夕飯食ってけよ!」
「え、でも先週も食べさせてもらったよ? そういつもじゃ迷惑じゃない?」
「何言ってんだよ! 遊戯はもう家族みたいなもんだぜぃ」
「モクバ君……」
「なんたって遊戯は兄様のコイビトなんだからな! 兄様とずっと一緒なんだろ?」
「ちょ、モクバ君!」
「何だ、違うのか?」
「ち、違わないけど……」
「帰ったぞ。……遊戯、来ていたのか」
「あ、うん!」
「どうした、顔が赤いぞ」
「何でもない! ね、モクバ君!」
「へ? あ、おう」
「? まあいい、夕食は食べていくんだろう」
「え!」
「ほらな、問題ないだろ!」
「……? 何だ?」
「何でもないよ! 食べてく!」
・サンル
自分とあいつの関係って一体何なんだろうか、と思う時がある。あいつは船長で俺は船員、言っちまえば確かにその通りなんだが、それって他の奴らと変わらなくねえか? あれ、そういやあいつ、俺と俺以外に対する態度変わんねえよな。俺に抱きついて、クソマリモの上に乗っかって爆睡して、ウソップとバカやって、チョッパーとくっついて……なんか腹立って来たぞ。
そんな感じで一人で考えてたたもんだから、目の前に大層なバカ面がやって来たのにもしばらく気付かなかった。
「サンジー? 何ヘンな顔してんだ?」
「テメェにだけは言われたくねーよ」
考えるのをやめてルフィの間抜け面を押し返す。まったく、なんで俺がこいつの事でこんなに悩まなきゃならねえんだか。
「おいルフィ」
「ん? 何だ」
「お前にとって俺って何だ」
「お前?」
ルフィはきょとんとして俺を見た。
「何って、そりゃ仲間だろ。何言ってんだ?」
「……だよなあ」
返ってきた答えに思わず深々と息をつく。咥えたままの煙草も何だか旨くない。
だが、次のルフィの言葉で、俺は思わず煙草を口から落としかけた。
「お前はオレの仲間で、コックで、船員で、戦闘員だから、要するにオレのもんだな!」
「……!」
アッサリと何を言ってやがるんだこいつは。しかもなんで満面の笑顔なんだ!
「サンジ? どーした?」
「なん…でもねえよ!」
ルフィから顔を背けて立ち上がる。ああ、この馬鹿。本当に調子が狂う。
「あ、どこ行くんだサンジ。なあ、オレ腹減った!」
「うるせえ! 大人しくそこで待ってろクソ野郎!」
不覚にも赤くなっちまった顔を冷ます時間さえくれるなら、何だって作ってやるさ!
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